朝9時半の開門とともに入場しましたが、家族連れやリュックを背負った子供達も小走りでゲートを駆け抜けて急いでいます。最初に目指したトヨタ館に着くと、周りはすでに身動きが取れないほどの人だかりです。 トヨタ館など企業パビリオンは北ゲートが最も近く、私達が西ゲートから入って、急いで北に回っても既に遅かったのでした。 それでも何とか後列にならび2時の入場整理券をもらいましたが、不運でした。2時には別の予約したイベントが開始され、どうしてもそちらに行かねばならないのです。残念ながらトヨタ館はパスしました。 万博会場は半分以上が森林になっており森に中にイベントパビリオンがあるといった感じです。長久手といえば戦国時代にイクサがあったところ。もともと森に囲まれた丘陵地帯なのだろう。そんな地形を配慮したのかメイン道路は地上より数メートル高い陸橋道路になっていて、ここを歩きながら会場全体が俯瞰できるようになっているので心理的に気軽です。しかし会場自体が広いので向こうの見えている館に行こうといっても歩きではかなりしんどい。 乗り物はあるにはあります。自転車タクシー300円、低公害バス500円などでちょこちょこ乗るには手軽ですが、天気も良いのでゆっくりぶらぶら歩いてみました。 見たところはインド館、カナダ館、アメリカ館、オーストラリア館、長久手日本館などです。 ≪アメリカ館≫ここは穴場でした。表から見たところ変り映えのしない西部劇風の安っぽい建物で、人もまばらだったのです。空いていると思い入りました。案の定たいしたことないと思いきや、ホールの奥に入るとベンジャミン・フランクリンを主人公にした映像でアメリカの歴史と文化を振り返るすばらしい内容でした。 画面から雨のしずくがほんとうに客席まで降ってくるのです。プレゼンテーションがうまい。さすがアメリカです。終わった時観客から拍手が出たのはたしかこのアメリカ館だけでした。 ≪長久手日本館≫噂の全天球の映像ってどうやるんだろうと興味がありました。入ったら自分がガラスの橋の上に立っていて、空間に浮いているようです。上下左右、周囲の全部がスクリーンで、その全空間に映像が写されるのです。自分が映像の中に入ったような錯覚と軽いめまいが起きますが、心地よいめまいです。映像そのものは海の中をイメージしたものなどでとりたてて意味のあるものではなさそうです。 となりに立っていたオバーサンは感動のあまりもう3回もこれを見たといって自慢していました。 ≪グーローバルハウス(マンモスラボ)≫最後の帰りがけには話題のマンモスをみました。 インターネット予約しておいたので、沢山の人が並んでいてもその予約時間に入れました。はいるとまず横50メートル縦10メートルのSONY製の映像システムのPRでした。画像はスゴイですがコンテンツは目新しいものはありません。 そのあと動く歩道に乗ってマンモスのショーケースの前を通過しました。立ち止まれずに流して見るだけです。意外と小さいなという印象です。 瀬戸会場へは行けませんでした。一日じゃとても無理ですね。 食事は各国の展示館にレストランがついているのが多いようです。オーストラリア館の万博特製ロブスター弁当など。小生はコーカサツ地方のヨーグルト料理を食べました。家庭弁当以外持ち込めないので当然ながら昼時にはどのレストランにも行列ができていました。 日本食もありますが、カレーやラーメン、そばなど簡単なものがメインでした。懐石風の和食膳も有名店などが出していましたが、ごちゃごちゃ人の多いところで時間も無く入る気もしませんでした。 企業館をぜんぜん見れなかったのが残念です。もういちど行きたいな。 |
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